辻村植物公園は、明治40年代に地元の素封家辻村家によって創立された辻村農園の梅園が前身です。

当時は西洋草花を主に扱う先進的な農園で、諸外国から樹木の種子を取り寄せて庭園や公園樹としての試作を行っており、今でも園内には希少な外国産樹木のエリアが現存します。

公園面積約4.7haの大半は、約560本もの梅園で、早春には樹齢100年を超える老樹が、枝いっぱいに花を咲かせて私たちを迎えてくれます。